極秘情報!

自作ジグを作ろう! [石膏型でメタルジグを作ってみよう編]

こちらのページは、石膏型を使用して自分だけのオリジナル ジグを製作する方法をのご紹介しております。石膏の代わりに耐熱シリコンで型を製作する方法もありますが、コストを追求する為、あえて石膏を使用しました。この方法ですと、ジグ1本の材料費は200〜300円程で製作可能です。さあ、貴方もオリジナル ジグの製作にチャレンジしてみませんか?! 一味違ったジギングワールドを体験できますよ。

SPECIAL THANKS!
 自作ジグ製作にあたり多大なご指導を頂きましたegi-makiさんには、本当に感謝致します!
 浜ちゃんさん運営のH/P [WATER GAME]も参考にさせて頂き、ありがとうございました。耐熱シリコン型でのジグ製作の詳細が掲載されております。

(注意: 鉛の溶解温度は300℃と高温となります。くれぐれも、やけど等ケガをされないよう十分に気を付けて下さい。なお、ジグ製作に於いて、ケガ等されても、当H/Pでは一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい)

1.デザイン
最も楽しい段階です。自分のイメージする動きになるようジグのウエイトバランスを考えながらデザインしてみて下さい。
たとえ想像通りに動かないジグが出来ても、自作ジグでターゲットの魚をゲットすれば、この上ない喜びがあるでしょうね。
2.材料調達
#3〜6工程: 
バルサ材、カッターナイフ、彫刻刀、4φ程のアルミ棒、板きれ、ステンレス線(φ0.9-1.1)、ラジペン、ニッパー、紙ヤスリ

#7〜9工程: 
石膏(2Kg/約500円)、板きれ、紙ヤスリ、彫刻刀

#10〜14工程: 
C型クランプ、板きれ、鉛、鍋、軍手、ラジペン、ニッパ、ヤスリ

#15〜16工程: 
塗料(マニキュア、スプレー、タッチアップペン等)、フォログラムシート、目玉シール、ウレタンコート、瞬間接着剤
3.ジグマスター&メス型製作(1)
1.バルサ材を、カッターナイフ、彫刻刀等で削って、ジグマスターを製作します。
2.ジグマスターの、前後にU字型にしたステンレス線を埋め込みます(フックアイ)。
3.メス型を製作する板きれを2枚同サイズにカットして、2枚を重ねて、フックアイのセンターに、ドリルで貫通穴を開けます。
(ポイント:必ず垂直に貫通穴を開けること。貫通穴は位置決めピン用に使用する為、ずれると良い型が出来ません)
4.ジグマスターを、板きれの半分まで埋まるよう、彫刻刀で板きれを削ります。
5.位置決めピン用のφ4程度のアルミ棒を、15mm程度にカットし、先を半球状にヤスリで削ります。
4.ジグマスター&メス型製作(2)
上記、3.(1)−4と同様の作業をし、ジグマスターの反対面のメス型を、もう1面作ります。
5.フックアイ製作
1.#3工程で使用した位置決めピン用φ4のアルミ棒を3センチ程にカットして、板きれに位置決めピント同じ長さの場所へ打ち込みます。

2.ステンレス線(φ0.9−1.1位)を適当な長さに切り、アルミ棒に巻き付けてフックアイを製作します。(こうすると均一な長さのフックアイを大量に作れる)
6.石膏型製作 (1)
1.メス型を板きれで囲います。
(少々隙間があっても大丈夫。精度は不要)

2.ジグマスターのフックアイに、位置決めピンを挿入する。
(ピンは、ジグマスターの上面から、5mm程度飛び出す程度で良い)
7.石膏型製作 (2)
1.適量の石膏を容器に入れて、水を石膏と同量注ぎ、静かに2分ほどかき混ぜます。

2.水で溶かした石膏を、6.(1)工程で製作した枠に流し込みます。石膏の厚みは、10〜15mm程度でOK。

3.20〜30分間そのまま放置後、板きれの枠を外す。(石膏型が反面誕生しました)

4.上記1.2.3.の同じ要領で、もう1面(反対面)の石膏型を製作します。
8.石膏型製作 (3)
木枠から外した、石膏型(上型、下型)の写真です。

乾燥は5日ほどかけて十分行った方が良いと思います。
9.石膏型製作 (4)
1.位置決めピンを一旦抜きます。
2.サンドペーパーを、平らな机に置き、型の内側を研磨します。
(ポイント:この作業は重要です。型の面を平らにし、上型と下型が隙間無く密着する事が、ジグ成型に大きく影響します)
3.写真の真ん中のV字型の部分が、鉛を流し込む湯口となります。彫刻刀で型を合わせたとき円錐型になるよう削り、紙ヤスリで仕上げる。
4.写真の左右の穴が、空気穴です。彫刻刀で削って下さい。
(ポイント: 空気穴の位置は、ジグの一番端になるようすること。途中に付けると、鉛が先端まで流れません)
5.位置決めピンを挿入して、フックアイを装着します。
10.ジグ成型 (1)
9.(4)5項の型を、上下合わせて、型を板きれでサンドウィッチし、C型クランプで固定する。
(ポイント: C型クランプで固定する際、きつく絞めすぎると、大事な型が割れてしまいます。また、鉛を流しやすくする為、水平になるよう設置して下さい)
11.ジグ成型 (2)
1.注ぎ口の付いた鍋に、鉛を入れ、ガスコンロで溶かします。
2.鉛全体が溶けた時点で、弱火にして湯温調節をします。

注意: 鉛の溶解温度は約300℃と高温になります。火傷をしないように十分に注意して作業して下さい!

鉛は、東急ハンズとかに売っているインゴット(約2Kb/約1100円)を買うか、釣具屋さんで300号分(約1.1Kg/400円前後)入った重りを購入します。
12.ジグ成形 (3)
1.10.(1)項の、型の湯口から溶けた鉛を流し込みます。

2.鉛を流し込んでから、10秒程度で硬化が始まります。

注意: 流し込む前に、空気穴を乾いたタオルで被せて、湯口もなるべくタオルが被さるようにして下さい。型の中で鉛が沸騰したり、型が熱によって割れた際、鉛が飛び出す事があります。十分注意して下さい!


3.硬化したら、成型されたジグを水に漬けて焼き入れ(強度アップ)を行います(5秒程度でOK)。
13.ジグ成形 (3) 失敗例
この写真は失敗例です。

9.(4)項の作業で、型の内面の平面が出て居らず、上型と下型に隙間が出来た場合、そこから鉛が流れ出し、空気も入り込む事によって、ジグは巣だらけになって、うまく成型されません。
型の平面を出すことは重要なポイントとなります。
14.ジグ研磨
12.(3)項で成型したジグの、余分な鉛をニッパで取り除き、鉄ヤスリと、サンドペーパーで磨いて、綺麗なジグに仕上げて下さい。

(ポイント: ジグにあいた小さな穴は、ハンダゴテでハンダを流すと穴を埋めることが出来ます)
15.カラーリング
好きなカラーの、マニキュア、スプレー、車用のタッチアップペン、フォログラムシート、目玉を購入してお好きなようにカラーリングして下さい。フォログラムシートに隙間が出来る場合、瞬間接着剤で止めると綺麗に仕上がります。

(ポイント: 私は蛍光色の色を出すために、下地に白を塗り、その上に蛍光色を塗装しています)

お得な情報: フォログラムシートは、釣具屋さんにも売っていますが、100円ショップでも手に入ります(かなりお得ですよ)。
16.ジグ完成!
カラーリングが完了したジグを、ウレタンコートの液に漬け(2度漬け)、12時間ほど乾燥させて、余分なウレタンをカッターナイフで取り除けば、貴方だけのジグが完成です!!

あとは、海に行っておもいっきりシャクって下さい。
釣れると良いですね・・・・GOOD LUCK!

inserted by FC2 system